作り置きのカレーを大きな容器ごと冷凍して、食べたい日に「今日はこんなに要らないのに」と持て余す。
生姜もパセリも、一度に使うのはほんの少し。
それなのに買った分を使い切れないまま、野菜室でしなびていく。
まとめて凍らせるほど、使うときの自由がきかなくなるのね。
その摩擦をほどいてくれるのが、1回分ずつブロックの形で凍らせる冷凍小分けトレーです。
ただ、売り場でも検索結果でも、この手のトレーはたいてい「離乳食用」の顔をして並んでいます。
子どもがいないと、自分向けの棚だと思わずに素通りしてしまいますよね。
そこがもったいないところ。
この記事でお伝えするのは、「何を凍らせるか」からサイズを逆算する選び方と、薬味・出汁・スープという大人の自炊での3つの使い道です。
〈先に結論 → 保存容器との違い → 大人の使い方 → 選び方5つ → おすすめ4選 → お手入れ → Q&A〉の順に進みます。
読み終わるころには、自分の冷凍庫に必要なサイズが見えているはずです。
価格について: 本記事の価格・仕様は2026年8月時点でメーカー公式・販売ページを確認した情報です。実際の販売価格や仕様は変動する場合がありますので、購入前に各販売ページでご確認ください。
先に結論 迷ったら「小さめサイズ・フタ付き・取り出しやすい素材」を選べば失敗しにくい

先に答えからお伝えします。
冷凍小分けトレーのおすすめを探して迷ったら、小さめのブロックが入っていて、フタが付いていて、取り出しやすい素材のものを選ぶと失敗しにくいです。
理由は3つ。
サイズは「何を凍らせるか」を決め、フタはニオイ移りと積み重ねを決め、素材は取り出しやすさを決めるからです。この3つが自分の使い方と噛み合っていないと、一度使っただけで引き出しの奥に沈みます。
まずは、自分の使い方に近い行を探してみてください。
| 凍らせたいもの | 向くブロックの大きさ | 重視したいこと | 候補になる商品 |
|---|---|---|---|
| 生姜・ねぎ・パセリなどの薬味 | 小さめ(15ml前後) | 1回分の少なさ | リッチェル わけわけフリージング(R15)/ニトリ するっととれる冷凍小分けトレー(NT15) |
| 出汁・調理酒・みりんなどの液体 | 中くらい(25〜50ml) | フタ付き・積み重ね | リッチェル わけわけフリージング(R25・R50) |
| スープ・カレー・ミートソース | 大きめのブロック | 押し出せる素材 | シリコン フリージングトレー(4口・6口) |
| 刻んだ野菜や薄切り肉を平らに | 平置きトレー | 連結できるか | 山崎実業 tower 下ごしらえ調理トレー |
商品名をタップすると、それぞれの販売ページで今の価格を確認できます。
ひとつだけ、先にお伝えしておきたいことがあります。
大は小を兼ねません。
大きいブロックで薬味を凍らせると、1回で使い切れずに結局余ります。
逆に小さいブロックだけでスープを分けようとすると、何個も使うことになって手間が増える。サイズは「大きければ安心」ではなく、「何を入れるか」で決まります。
そもそも保存容器や保存袋と何が違うのか、というところから知りたい方は、このまま次の章へどうぞ。
冷凍小分けトレーとは 保存容器・保存袋・製氷皿との違い

名前がいくつもあって、ややこしいカテゴリーです。
フリージングトレー、ブロックトレー、小分けトレー。呼び名は違っても、指しているものはほぼ同じ。区切りのある型に流し込んで、1回分ずつの塊にして凍らせる道具のことです。
「1回分ずつブロックで凍らせて、使う分だけ取り出す」という道具
大きな容器にスープを入れて凍らせると、必要な分だけ取り出すことはできません。
全部溶かすか、凍ったまま削るか。どちらも面倒で、だんだん作らなくなります。
区切りのあるトレーなら、話が変わります。
凍った時点ですでに「1回分」に割れているので、使う日に1ブロックだけ鍋へ落とせばいい。
取り出す単位を、凍らせる前に決めてしまう。これがこの道具の本質です。
だから選ぶときに見るべきは、容器の総容量ではなく1ブロックの大きさのほう。ここは後の選び方の章で詳しくお伝えしますね。
保存容器・冷凍用保存袋・製氷皿との使い分け
似た道具と並べると、役割の違いがはっきりします。
- 保存容器: 大容量でまとめて保存するのが得意。冷蔵のおかず保存が主戦場で、小分けには向かない
- 冷凍用保存袋: 平らに凍らせれば省スペース。ただし少量ずつ割って使うのは難しく、下味冷凍が主な出番
- 製氷皿: 区切りはあるものの、フタがない製品が多く、庫内のニオイが移りやすい
- 冷凍小分けトレー: 区切り+フタ+取り出しやすさが揃っている
つまり凍らせる形が、そのまま使い方を決めているのね。
まとめて保存する側の道具を探している方は、「作り置き保存容器おすすめ10選【素材別に徹底比較】」で素材ごとの違いをまとめています。
肉や魚を下味ごと冷凍したいなら袋、料理や薬味を1回分ずつ分けたいならトレー。
この線引きができると、買ってから「思っていたのと違う」がなくなります。
「離乳食用」だと思っていた人へ 大人の自炊でこそ効く使い方

このカテゴリーの商品は、ほとんどが「離乳食冷凍トレー」として売られています。
パッケージにも赤ちゃんの写真。検索しても離乳食の記事ばかり出てくる。
だから子どもがいない人は、自分には関係ない棚だと思ってしまう。
でも、中身はただの「区切って凍らせる型」です。離乳食のために設計された特別な機能があるわけではなく、少量を1回分ずつ冷凍したい人なら誰にでも当てはまります。
離乳食での使い方そのものを知りたい方は、「離乳食グッズおすすめ8選!時短・作り置きを叶えるアイテムを月齢別に解説」でまとめています。ここから先は、大人の自炊での3つの使い道の話です。
薬味・ハーブを使い切る
いちばん効くのが、ここ。
生姜、にんにく、ねぎ、パセリ、大葉。
どれも1回に使う量はごくわずかなのに、売られているのは束や一袋の単位です。使う量と買う量が、はじめから噛み合っていない食材なのね。
すりおろす、刻む。
そこまで済ませたら、小さいブロックに分けて凍らせておきます。
使う日は、鍋や器に1ブロック落とすだけ。
この運用にすると、薬味を切らす日がなくなります。
「今日は生姜がないから省略しよう」という妥協が減って、味が一段まとまるようになる。凍らせるのは保存のためというより、使うハードルを下げるためです。
出汁・調理酒・みりんなど「少しだけ使う液体」を1回分ずつ
液体こそ、区切りのあるトレーが効きます。
袋では分けられません。
容器に入れれば一度に全部溶ける。かといって毎回計るのは面倒。
取っただし汁が余ったとき、みりんや調理酒を大さじ単位で使いたいとき。
中くらいのブロックに流して凍らせておくと、そのまま鍋に落とせる「調味料の単位」ができます。
自分で出汁を仕込む方なら、この相性の良さがすぐ分かるはずです。だしの作り方そのものは「だし麹の作り方と使い方!ヨーグルトメーカーで簡単・冷蔵2〜3週間保存可」で紹介しています。
液体を入れるときは、ふちギリギリまで注がないこと。
凍ると膨らむため、あふれてフタが閉まらなくなります。
スープ・カレー・ミートソースを一人分ずつ
作り置きでいちばん惜しいのは、解凍する量を選べないことです。
鍋いっぱいのカレーを大きな容器のまま凍らせると、食べたい量と溶かす量がずれます。
少しだけ食べたい日も、全部を戻すことになる。戻した分は当然、そのまま置いておけません。
大きめのブロックで一人分ずつ凍らせておけば、その日食べる分だけ戻せます。
ミートソースも同じ。
パスタ一人分にちょうどいい量で固めておくと、平日の夜がかなり軽くなります。
ちなみにポタージュのように「作る側」から整えたい方は、「ハンドブレンダーおすすめ7選!洗いやすさで後悔しない選び方」もあわせてどうぞ。作る量とトレーの容量を揃えておくと、仕込みから冷凍までが一本の流れになります。
失敗しない冷凍小分けトレーの選び方5つ

見るべきところは5つだけ。
上から順に読んでいくと、自分に必要な条件が絞れていきます。
① サイズは「何を凍らせるか」から逆算する
この記事でいちばんお伝えしたいのが、ここです。
商品ページには容量の一覧が並んでいます。15ml、25ml、50ml、80ml。
けれど数字だけ見せられても、自分にどれが要るのかは分かりませんよね。
順番を逆にします。
「何を凍らせたいか」を先に決めて、その1回分が入る大きさを選ぶ。
| 1ブロックの大きさ | 向く中身 | 該当する商品 |
|---|---|---|
| 小さめ(15ml・12ブロック) | すりおろし生姜、刻みねぎ、パセリなどの薬味 | リッチェル R15/ニトリ NT15 |
| 中くらい(25ml・8ブロック/50ml・6ブロック) | だし汁、調理酒、みりん、ゆで野菜のペースト | リッチェル R25・R50/ニトリ NT25・NT50 |
| 大きめ(80ml・4ブロック、シリコンの4口・6口) | スープ、カレー、ミートソースの一人分 | リッチェル R80/ニトリ NT80/シリコン フリージングトレー |
| 平置きトレー | 刻んだ野菜、薄切り肉などの下ごしらえ | 山崎実業 tower 下ごしらえ調理トレー |
大は小を兼ねないというのが、この道具の面白いところ。
大きいブロックで薬味を凍らせると、1回で使い切れずに残りが宙に浮きます。
かといって小さいブロックだけでスープを分けると、いくつも取り出すことになって手間が増える。
だから現実的なのは、サイズ違いを組み合わせて持つこと。
リッチェルやニトリのようにシリーズでサイズ展開があると、後から買い足せます。
まず1つ買って、足りない大きさを追加する。この買い方ができるかどうかは、けっこう効いてきます。
② 素材で選ぶ(シリコン/プラスチック)取り出しやすさが使用頻度を決める
素材の違いは、そのまま「使い続けられるか」の違いになります。
シリコンは底から押し出せます。凍ったブロックを指で押し上げるだけで外れるので、力もコツも要りません。
一方でプラスチックは、ひねって外すタイプが多い。うまくいかないと中身が飛んだり、力を入れすぎて割れたりします。
ただ、プラスチックにも利点があります。
- 形が崩れないので積み重ねやすい
- ニオイや色が残りにくい
- 電子レンジや食洗機への対応表記がある製品が多い
シリコンの弱点はここ。
ニオイ移りと着色が起きやすく、使ったあと早めに洗わないと残ります。カレーやミートソースを入れる予定なら、洗う手間もセットで考えておいてください。
なお「医療用グレード」「プラチナシリコン」といった表現をよく見かけますが、これは公的な認証基準に基づく表示ではなく、メーカーが自社製品を説明するために使っている言葉だと考えられます。
健康にどう影響するかを保証するものではないので、そのつもりで読んでおくくらいがちょうどいいですね。
③ フタ付きか・積み重ねられるか
フタの役割は2つあります。
庫内のニオイが移るのを防ぐこと、そして上に別のものを置けるようにすること。
製氷皿タイプのフタなしでも、ラップをかければニオイはある程度防げます。
ただし重ねられません。冷凍庫の中でトレーが一段占領したままになり、上の空間が死にます。
積み重ねられるかどうかは、商品説明に書かれています。
リッチェルは別サイズ同士でも重ねられると明記されていて、サイズを揃えなくていいのが地味に助かるところ。
冷凍庫全体の整理から見直したい方は、「冷凍庫収納スタンドおすすめ7選【ライクイット・100均も比較】」もあわせてどうぞ。
④ レンジ・食洗機の対応は「メーカー公式の表記がある商品」だけで判断する
ここは、はっきりさせておきたいところです。
「シリコンだからレンジOK」「プラスチックだから食洗機OK」という一般化は、根拠になりません。
同じ素材でも、耐熱温度も構造も製品ごとに違います。
この記事では、メーカーや販売ページに対応表記がある商品にだけ「対応」と書きました。表記が見つからないものは、正直に「表記なし」としています。
確認するときのコツがひとつ。
本体とフタで対応範囲が違うことがあります。
本体はレンジOKでもフタは外して、という製品は珍しくありません。
買う前に、パーツ単位で書かれているかどうかまで見ておくと安心です。
表記がない商品は「対応していない前提」で扱ってください。 素材から推測して電子レンジにかけると、変形や破損につながる可能性があります。器に移してから温めれば、この心配はなくなります。
⑤ 凍らせたあとどこに置くか 冷凍庫収納との相性で選ぶ
見落としやすいのが、この視点。
トレーは凍らせる道具であって、保管する道具とは限りません。
運用は2通りあります。凍ったブロックを保存袋に移してトレーを次の仕込みに回すか、トレーごと重ねて庫内に置いておくか。
前者なら積み重ねやすさより取り出しやすさ、後者ならフタと積み重ねの相性がものを言います。
冷凍庫収納スタンドを使っている方は、前者と相性がいいはず。
スタンドは「袋が平らに固く凍っていること」を前提にした道具なので、トレーで形を作ってから袋に移し、袋を立てるという流れがきれいにつながります。
どちらの運用にするかを先に決めておくと、選ぶべき形が自然に絞れますよ。
冷凍小分けトレーおすすめ4選【比較表つき】

ここからは、実際に選べる4点を並べます。
それぞれ「どの用途に効くか」がはっきり違うので、前の章のサイズ×用途の表と照らしながら読んでみてください。
価格について: 本記事の価格・仕様は2026年8月時点でメーカー公式・販売ページを確認した情報です。実際の販売価格や仕様は変動する場合がありますので、購入前に各販売ページでご確認ください。
比較表
| ブランド | 商品 | サイズ展開 | 素材 | フタ | レンジ・食洗機の公式表記 | 価格の目安 | レビュー |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| リッチェル | わけわけフリージング ブロックトレー | R15/R25/R50/R80(15・25・50・80ml) | ポリプロピレン | あり | 電子レンジ・食洗機とも対応表記あり | 約1,289円(R25・4枚入) | Amazon ★4.7・3,729件 |
| ノーブランド | シリコン フリージングトレー | 4口/6口/12口 | シリコン | あり | 表記なし | 約1,760円 | 楽天レビューなし |
| 山崎実業 | tower 下ごしらえ調理トレー | 浅型(10336)/深型(10337) | クリア樹脂 | ー(連結・積み重ね対応) | 電子レンジ・食洗機とも対応表記あり | 約2,175〜2,750円(2個セット) | Amazon ★4.0・2件 |
| ニトリ | するっととれる 冷凍小分けトレー | NT15/NT25/NT50/NT80(15・25・50・80ml) | ポリプロピレン | あり | 電子レンジ解凍・食洗機とも対応表記あり | 599円 | ニトリネット ★5.0・4件 |
レビュー件数はシリーズのサイズ違いで合算されている場合があります。
数の多さは「売れている期間の長さ」を映すので、新しい商品ほど少なく出るという点も踏まえて見てくださいね。
① リッチェル わけわけフリージング ブロックトレー
迷ったらここから、という一台。
15ml・25ml・50ml・80mlの4サイズがあり、1枚あたりのブロック数はそれぞれ12・8・6・4です。
薬味から一人分のスープまで、この1シリーズで全部の用途をカバーできます。この記事の「サイズを用途から逆算する」という考え方と、いちばん噛み合う商品なのね。
決め手はもうひとつあります。
別のサイズ同士でも積み重ねられる設計です。15mlと50mlを買い足しても、庫内でばらばらに散らからない。買い足し前提で選べるのは、地味ですが効いてきます。
電子レンジ・食洗機とも対応表記があり、煮沸消毒・薬液消毒もできると明記されています。
本体・フタともポリプロピレン製。R25でおよそ幅12.7×奥行17.5×高さ3.1cmと、引き出しに収まるサイズ感です。
Amazonでの評価は★4.7、レビュー3,729件(2026年8月確認時点)。
離乳食保存容器のカテゴリーでベストセラー1位という実績も同時点で確認しています(ランキングは変動するため、購入前に現在の順位も確認してみてください)。この数の多さが、そのまま安心材料になるタイプの商品です。
向かないのは、シリコンの押し出しやすさを求める方。
プラスチックなので、外すときは軽くひねる動作が必要になります。やわらかさ優先なら、次に紹介するシリコンタイプのほうが快適です。
自分ならまず25mlを1つ買って、使ってみてから足りないサイズを追加します。
最初から全サイズ揃えると、使わない大きさが出てくるからです。
② シリコン フリージングトレー(ふた付き)
スープやカレーを一人分ずつ、という用途の受け皿。
4口・6口・12口から選べるので、1ブロックを大きく取りたいときはこちらが向きます。シリコン製なので底から押し上げるだけで外れ、硬いトレーで起きがちな「うまく外れなくて中身が飛ぶ」がありません。
ふた付きで、ニオイ移りと乾燥を防げる設計です。
正直にお伝えすると、この商品には注意点もあります。
- 楽天のレビューがまだ0件で、実際に使った人の声が確認できない
- メーカー公式のレンジ・食洗機の対応表記が見つからないため、この記事では対応表記なしとして扱っています
- ノーブランドの流通品なので、在庫や出品が入れ替わることがあります
レンジで温める前提の方は、この商品では避けたほうが安全です。器に移し替える手間を許せるかどうかが、選ぶかどうかの分かれ目になります。
それでも、押し出しやすさと大きめブロックという条件だけで見れば、候補として十分成立する一枚です。
③ 山崎実業 tower 連結できる下ごしらえ調理トレー
先に条件を書いておきます。
これは「下ごしらえした食材を平らに冷凍したい人向け」の商品です。ブロック状に区切って凍らせるタイプではありません。
刻んだ野菜、薄切りの肉。
そういうものをトレーに広げて、そのまま冷凍する使い方に向いています。浅型は幅14×奥行25.9×高さ2.2cm、深型は幅14.2×奥行25.9×高さ4cm。連結して重ねられるので、庫内で崩れません。
日本製で、電子レンジ・食洗機とも対応表記があります。
数字の裏づけという意味では弱め。
Amazonのレビューは★4.0で2件、楽天は0件です。実使用の傾向を語れるだけの母数がないことは、正直に踏まえておいてください。
価格も2個セットで約2,175〜2,750円と、この記事の中では高めです。
それでも、下ごしらえを平らに固めてから冷凍庫収納スタンドへ立てる、という運用をしている方には噛み合います。
形を作る道具として割り切って使うなら、選択肢に入る一台ですね。
④ ニトリ するっととれる 冷凍小分けトレー
価格を抑えたい方の本命。
599円で、リッチェルと同じ15・25・50・80mlの4サイズ展開です。ブロック数も12・8・6・4で同じ。サイズ×用途の表にそのまま当てはめられます。
素材は本体・フタともポリプロピレン。
NT15で幅12.7×奥行17.5×高さ2.8cm、重さは約60gと軽めです。耐熱120℃・耐冷-20℃で、電子レンジ解凍OK・食洗機OKとメーカー公式に表記があります。
積み重ねにも対応。
ひとつだけ、はっきり書かれている点があります。
メーカーの使用目安は20回。「破損・変形・汚れが目立ってきたら取り替えてください」というメーカーの注意書きに基づく交換の目安で、20回を超えた瞬間に危険になるという意味ではありませんが、消耗品として割り切る前提の商品なので、長く使い込むつもりならリッチェルのほうが向きますね。
ニトリネットのレビューは★5.0で4件と数は少ないものの、「炒めたきのこを1回量ずつ冷凍しておくと負担なく食べ続けられる」という趣旨の声が載っていました。
この記事でお伝えしてきた使い方が、そのまま実践されている形ですね。
Amazonでの取り扱いはありません。
店舗で手に取れるのが強みなので、近くにニトリがある方は現物を見てから決めるのもいいと思います。
補足コラム 100均・3COINSのシリコントレーはどう違うのか
「それ、100均でいいのでは」と思った方もいますよね。
結論から言うと、使えます。
ただし価格帯によって変わるところが、はっきり3つあります。
- サイズ展開: 100均は1〜2種類のことが多く、用途からサイズを選ぶという買い方がしにくい
- フタの有無: フタなしの製氷皿型が中心。ラップで代用はできますが、積み重ねには向きません
- 対応表記: レンジ・食洗機の対応がパッケージに書かれていない商品もあり、その場合は「対応していない前提」で扱うことになります
まず小分け冷凍を試してみたいだけなら、100均から始めるのは合理的です。続きそうだと分かってから、サイズ展開のあるシリーズに移る。この順番なら無駄がありません。
なお100均・3COINSの商品は入れ替わりが早いため、この記事では特定の商品名を挙げていません。
店頭で選ぶときは、フタの有無と対応表記の2点だけ確認してみてください。
小分け冷凍を続けるコツとお手入れ

買ったあとに差がつくのは、じつはこの章の話。
ちょっとした手順の違いで、使い続けられるかどうかが変わります。
凍らせるときのコツ
押さえるのは4つです。
- 粗熱を取ってから入れる: 熱いまま入れると庫内の温度が上がり、周りのものにも影響します
- 液体は入れすぎない: 凍ると膨らむので、ふちまで注ぐとあふれてフタが閉まりません
- 表面を平らにならす: 凹凸があると取り出しにくく、割れやすくなります
- フタかラップで必ず覆う: 庫内のニオイは、覆っていないものに真っ先に移ります
入れる順番のコツ: 液体は8分目まで、固形物は表面を平らに。
フタをする前にトレーごと台に軽く打ちつけると、中の空気が抜けて凍りムラが減ります。
粗熱を取る工程を早く済ませたい方は、「急速冷凍プレートおすすめ5選【解凍プレートとの違いと選び方】」もあわせてどうぞ。冷ます時間が短いほど、次の仕込みに移りやすくなります。
取り出し方とシリコンのニオイ・着色の手入れ
シリコンは底から押し上げる。
プラスチックは軽くひねる。素材によって外し方が違うので、無理に力を入れないでくださいね。
固くて外れないときは、室温に数分置いてから触ると、するりと外れます。焦って引っ張ると割れるので、待つほうが早いのね。
手入れで気をつけたいのはシリコンのほう。
カレーやトマトソースを入れたあとは、色とニオイが残りやすくなります。使ったら早めに洗う、これに尽きます。
漂白剤や煮沸で落とそうとする前に、必ず取扱説明書を確認してください。
素材によっては傷める可能性があり、独自の判断で試すのはおすすめしません。メーカーが書いている範囲に留めるのが安全です。
凍らせたブロックの保管
トレーは、ずっと入れっぱなしにしない使い方もできます。
凍ったらブロックを取り出して保存袋にまとめ、袋を立てて収納する。
トレーが空けば、次の仕込みにすぐ回せます。1枚を回転させる運用にすると、何枚も買い足さずに済みますよ。
立てて収納する方法は「冷凍庫収納スタンドおすすめ7選【ライクイット・100均も比較】」にまとめています。
使う日に戻す側の道具も気になる方は、「解凍プレートおすすめ6選!レンジより本当に早い?」をどうぞ。凍らせる・立てる・戻すが揃うと、冷凍庫まわりの動線がすっきりします。
冷凍小分けトレーのよくある質問

最後に、買う前に引っかかりやすいところをまとめておきます。
離乳食用と書いてあるけど、大人が使っても平気?
問題ありません。
用途を限定する仕様があるわけではなく、区切って凍らせる型としてはまったく同じものです。パッケージの見せ方が離乳食向けになっているだけなのね。
離乳食での使い方そのものを知りたい方は、「離乳食グッズおすすめ8選!時短・作り置きを叶えるアイテムを月齢別に解説」をご覧ください。
どのくらいの期間もつ?
ここは、この記事では独自の日数をお伝えしません。
食材の種類・冷凍庫の開け閉めの頻度・凍らせる前の状態で条件が変わるうえ、目安を断定してしまうと、かえって判断を誤らせるからです。
現実的なのは、凍らせた日を袋やフタに書いておいて、早めに使い切る運用にすること。
食材ごとの保存の考え方は「野菜の冷蔵保存期間【一覧表】長持ちのコツとNG野菜も解説」にまとめています。
レンジでそのまま解凍できる?
メーカー公式にレンジ対応の表記がある商品だけ、そのまま使えます。
この記事の中では、リッチェル・山崎実業tower・ニトリの3点に対応表記がありました。
表記が確認できないシリコンタイプは、器に移してから温めてください。
食洗機で洗える?
これも同じ考え方です。
商品によって違い、本体は対応でもフタは手洗い、という製品もあります。パーツ単位で表記を確認しておくと確実ですね。
シリコンのニオイ移りは気にならない?
入れるものによります。
だしや野菜のペーストなら、ほとんど気になりません。
気をつけたいのはカレーやトマトソースで、色とニオイが残りやすくなります。使ったあと早めに洗えば、かなり抑えられますよ。
手入れの手間まで含めて考えると、色の濃いものはプラスチックのトレーに回すという分け方もありです。
100均のものでも十分?
試してみる段階なら、十分に使えます。
変わってくるのはサイズ展開・フタの有無・対応表記の3点。用途からサイズを選び分けたい段階になると、シリーズで揃うブランド品のほうが動きやすくなります。
製氷皿で代用できる?
代用できます。ただし2つ違いがあります。
- フタがない製品が多く、庫内のニオイが移りやすい
- 1ブロックが小さいため、スープやカレーを分けるには数が必要になる
薬味や少量の液体を凍らせるだけなら、製氷皿でも十分に足ります。
用途が広がってきたら、フタ付きのトレーに移るくらいの順番でちょうどいいですね。
まとめ 冷凍小分けトレーは「何を凍らせるか」でサイズを選ぶ

最後に、要点だけ振り返っておきます。
- 薬味・ハーブを使い切りたいなら、15ml前後の小さめブロック
- 出汁・調理酒・みりんを1回分ずつなら、25〜50mlの中くらい
- スープ・カレーを一人分ずつなら、大きめブロックか4口・6口のシリコン
- 下ごしらえを平らに凍らせたいなら、平置きの連結トレー
そしてレンジ・食洗機の対応は、メーカー公式に表記がある商品だけを対応と考えること。この2つを押さえておけば、大きく外すことはありません。
離乳食用の棚に並んでいるからと素通りしていた方こそ、いちばん効く道具だと思います。
薬味を切らさない、作り置きを食べたい分だけ戻せる。日々の自炊のつまずきが、静かに1つずつ減っていきます。
凍らせたブロックの置き場所まで整えたい方は「冷凍庫収納スタンドおすすめ7選【ライクイット・100均も比較】」を、素早く冷ましてから凍らせたい方は「急速冷凍プレートおすすめ5選【解凍プレートとの違いと選び方】」をどうぞ。
使う日に戻す道具は「解凍プレートおすすめ6選!レンジより本当に早い?」、まとめて保存する側は「作り置き保存容器おすすめ10選【素材別に徹底比較】」が参考になります。
まずは1枚、いちばん凍らせたいものに合うサイズから始めてみてください。
冷凍庫を開けたときの景色が、思っているより早く変わりますよ。









