冬の終わり、クリーニング代が地味に痛いですよね。
「コート1着で3,000円…」と思うと、出すのが面倒でつい放置しがちです。
でも実は、ウールコートは家でもケアできます。
特に「襟の黒ずみ」や「毛羽立ち」なら、丸洗いしなくても部分ケアだけで十分きれいになります。
この記事では、忙しい人向けの「今すぐできる部分ケア」から、節約派向けの「シーズンオフの失敗しない洗濯術」まで、プロ並みの仕上がりになるコツをまとめました。
この記事でわかること

- 襟汚れを“丸洗いなし”で落とす裏ワザ
- 毛羽立ち・毛玉を新品のように戻す道具
- クリーニング代0円!失敗しにくい洗濯・乾燥手順
- 楽天で揃う「コート長持ち」神アイテム
【緊急対策】ウールコートをクリーニングに出さない「部分ケア」術
「全体を洗うのは怖いし面倒…」
そんな日は、汚れが目立つ部分だけのケアでOKです。
襟と表面を整えるだけで、見た目の清潔感は9割戻ります。
気になる「襟汚れ」はアレで叩き拭き!

襟の黒ずみは、ファンデーションや皮脂が原因のことが多いです。
ここはおしゃれ着用洗剤を薄めて“叩き拭き”すると驚くほど落ちます。
用意するもの
- おしゃれ着用洗剤(エマールやアクロンなどの中性洗剤)
- タオル2枚
- 洗面器
手順(5分でOK)
- 準備:乾いた状態で、表面のホコリを軽く払います。
- 液を作る:洗面器の水に洗剤を数滴垂らし、タオルを含ませて固く絞ります。
- 叩く:襟の汚れた部分をトントン叩いて汚れをタオルに移します。
(※擦ると毛羽立つので注意!) - 仕上げ:別のタオルを水で濡らして絞り、洗剤分を拭き取ります。最後に陰干しします。
【楽天で探す】おすすめアイテム
▼エマール(花王) / アクロン(ライオン)
まずは家にある「中性洗剤」でOKです。
もしこれから買うなら、香りが良く縮み防止効果が高いこの2強が間違いありません。
▼スポッとる(染み抜き剤)
「洗剤では落ちない古いシミ」がある場合は、楽天で超ロングセラーの染み抜き剤を持っておくと安心です。
注意点:
「ウタマロ石けん(固形)」は弱アルカリ性でウールを傷める可能性があります。
使うなら中性の「ウタマロリキッド」を選んでください。
古びて見える「毛羽立ち」は電動&ブラシで復活
コートが疲れて見える原因のNo.1は「毛羽立ち」と「毛玉」です。
ここは道具に頼るのが一番早いです。
1. すでに「毛玉」がある場合
手でちぎるのはNGです!繊維が痩せてしまいます。
パワーのある電動毛玉取り器で、表面を優しく撫でましょう。
【楽天で探す】毛玉取り器の鉄板
▼テスコム 毛玉クリーナー(KD778など)
楽天ランキング常連のバケモノ商品。
コンセント式なのでパワーが落ちず、面白いように取れます。
「もっと早く買えばよかった」というレビュー多数。

2. 「毛羽立ち(ボサボサ)」の場合

繊維が寝てしまっている状態です。
スチーム(蒸気)→ブラシの順で整えると、ふっくら感が戻ります。
手順(ハンガーのままOK)
- コートを掛けて、全体を軽くブラッシングしてホコリを落とします。
- スチームを生地から1cmほど浮かせてたっぷり当てます。
(水分を含ませるのが目的) - まだ温かいうちに、ブラシで毛流れを整えます。
【楽天で探す】スチーマー&ブラシ
▼パナソニック / ティファール 衣類スチーマー
アイロン台を出さずに、ハンガーにかけたまま使えるタイプが圧倒的に楽です。
▼洋服ブラシ(馬毛)
静電気が起きにくい「馬毛」か「豚毛」がおすすめ。
1本あるだけでコートの寿命が数年伸びます。
「臭い・シワ」だけならスプレーで解決
「焼肉の匂いがついた」「座りジワができた」
そんな時は、洗わずとも「シワ取り消臭スプレー」で解決できる場合があります。
▼スタイルケア(花王) / ランドリン
シュシュッと吹きかけて一晩干すだけで、シワもニオイもリセット。
洗濯回数を減らせるのでコートが長持ちします。
楽天市場で圧倒的な人気を誇る、こちらの商品もおすすめ。
「短時間で軽くアイロンをかけたような仕上がり」が好評です。
シーズンオフも自宅で!ウールコートの失敗しない洗濯方法

シーズン終わりには、汗や見えない汚れを落としたいですよね。
自宅洗いは、洗濯表示の確認とリスク管理が最優先です。
1. まずは洗濯表示をチェック
タグを見て「水洗いOK(桶のマーク)」なら自宅で洗えます。
「水洗い不可(×マーク)」の場合は、縮みのリスクが高いため、無理せずクリーニングまたは上記の部分ケアに留めるのが賢明です。
特に注意が必要なもの
- カシミヤ・アンゴラ混(縮みやすい)
- レザー・ファー付き(洗えない)
- 芯地がしっかりしたジャケット(型崩れしやすい)
2. 型崩れを防ぐ「手洗い」と「脱水」のコツ

失敗の多くは「洗い」よりも「脱水」で起きます。
洗濯機の脱水は“1分以内”が最大のコツです。
手洗いの流れ
- 洗浄液を作る:浴槽や洗面器に常温の水を張り、おしゃれ着洗剤を溶かします。
- 押し洗い:畳んだコートを沈め、優しく20回ほど「押して、離す」を繰り返します。
(揉んだり擦ったりはNG!) - すすぎ:水を入れ替え、泡が出なくなるまで2回ほど押し洗い要領ですすぎます。
- 脱水:洗濯機に移し、「脱水」ボタンを押して30秒〜1分で強制停止させます。
3. 洗濯機で洗う場合のネットの使い方

「手洗いは面倒…」という場合は、洗濯機の「ドライコース(おしゃれ着コース)」を使います。
ただし、ネットのサイズで仕上がりが変わります。
成功のポイント
- コートを畳んでぴったり入るサイズのネットを使う(中で動くと縮みの原因になります)。
- 厚手のネットなら、他の衣類との摩擦も防げます。
【楽天で探す】専用ネット
▼洗濯ネット(毛布用・大判)
100均の小さいネットに無理やり詰めるのはNG。
「毛布用」や「大判」ならコートも余裕で入ります。
干し方で決まる!縮み・シワを防ぐ乾燥テクニック

濡れたウールは非常に重くなっています。
ハンガーにかけると、水の重みで肩が伸びたり、丈が伸びてしまったりします。
基本は「平干し(ひらぼし)」一択です。
自宅干しは「平干しネット」で勝ち
お風呂のフタの上や、バスタオルを敷いた床でも代用できますが、乾きにくいのが難点。
通気性の良い「平干しネット」を使うと、型崩れせずに早く乾きます。
【楽天で探す】平干しアイテム
▼平干しネット
セーターや枕も干せる便利グッズ。
使わないときはコンパクトに畳めるタイプが人気です。
仕上げは「完全に乾いてから」スチーム
濡れているうちにアイロンを当てると、逆に縮むことがあります。
完全に乾いた後、シワが気になる部分にだけスチームを当てて整えましょう。
クリーニングに出さない「保管方法」カビ・虫食い防止

最後は収納です。
来年もきれいに着るために、「湿気」と「虫」から守りましょう。
1. しまう前に「完全乾燥」させる
表面が乾いていても、厚手のコートは内側に湿気が残りがち。
天気の良い日に、半日〜1日陰干ししてからクローゼットへ入れましょう。
▼除湿剤(クローゼット用)
「水とりぞうさん」や「ドライペット」などのタンクタイプや、吊り下げタイプをセットしておくと安心です。
2. 「不織布カバー」でホコリを防ぐ
クリーニング店のビニール袋はNG。湿気がこもります。
通気性の良い「不織布(ふしょくふ)カバー」に変えましょう。
▼衣類カバー(ロング丈)
100均でも買えますが、楽天の「まとめて10枚/20枚セット」などは作りもしっかりしていてコスパが良いです。
👇こちらのセットはロング丈5枚とスーツ用の短め丈15枚の、計20枚セット。
少し薄いけど、自宅保管用として気にならない方ならおすすめ。
👇多少高くても つくり がしっかりしているものを選びたい方には、こちらのセットがお勧め。
👇絶対に守りたいお気に入りには、「防虫・防カビ・変色防止」と機能性で高評価なこちらもオススメ。
3. 虫食い対策は「コート用」が楽
ウールは虫の大好物です。
クローゼット全体用の防虫剤に加え、大切なコートには個別のカバータイプを使うと鉄壁です。
▼ムシューダ(カバー・コート用)
信頼できる定番品。
紫外線による変色からも守ってくれるのが頼もしい。
まとめ:ウールコートは自宅ケアで長く大切に着よう

「襟汚れ」は洗剤で叩き拭き。
「毛羽立ち」は電動クリーナーとスチーム。
これだけで、クリーニングに出さなくても驚くほどきれいになります。
シーズン終わりの丸洗いも、「ネットに入れて脱水1分」「平干し」を守れば、自宅で十分可能です。
不安なコートやお気に入りの一着だけクリーニングに出し、普段着のコートは自宅ケアにするなど、使い分けるのも賢い節約術ですね。
浮いた3,000円で、美味しいランチや新しい春服を楽しんでください!



